○ 「ユーパロの湯」として再開
「ユーパロの湯」は1996年に開業しましたが、2010年12月に不採算のため閉館しています。
その後2013年1月に、施設名を「夕鹿の湯」と改称し、リニューアルオープンしています。
2015年の閉館までに、施設名の変更はありません。
つまり、温泉施設は「夕鹿の湯」として閉館しています。
この度、施設名を「ユーパロの湯」として再開するとのことですが、これは開業当時の施設名へ戻す形となります。
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2010年3月撮影 |
○ 改装工事が進行中
閉鎖した施設の温泉設備は、冬場の凍結や雪解け水による水没により、著しい破損状態にあったようです。
改修工事の状況は、「ユーパロの湯」のフェイスブックにて公開しています。
■改装工事関連まとめ
・機械室の制御盤を交換(工期約2ヶ月)
・源泉を「自噴」から「動力」へ変更、汲み上げ量を増やして源泉かけ流しへ。
・源泉槽の清掃(約40cmの堆積物を撤去)
・薬湯にはポンプを、ジャグジーには濾過器を設置
・ボイラー機械交換
・温泉分析書を発行(ナトリウム・カルシウムー塩化物強塩泉、泉温50.2℃、pH7.2)
・強風により大破した露天風呂の目隠し(塀)を再設置
・ジェットの寝湯は廃止
・受電工事
・露天風呂の湯床底上げ
*上記はフェイスブックをもとに記載しています(工事内容の全てではありません)
○ 2016年7月30日(土)午後1時、リニューアルオープン
「ユーパロの湯」は2016年4月時点で、7月頃の再開をめざし着工しています。
7月30日に再開ということで、予定通り7月中の再開となります。
温泉設備の紛失および破損が著しく、改装工事に苦戦する内容がフェイスブックで公開されています。
率直な感想としては、「再開予定としていた7月によく間に合ったな・・」という感じです。
(^_^;)
運営会社の「的確な計画」、「トラブルへの対処」、「手際の良さ」、がこの度のスムーズな再開へと導いたのだと感じました。
フェイスブックで公開されている写真をみるかぎり、「冬の凍結」や「水没」以外にも、機械設備に老朽化した部分も見うけられました。
しかし、大きく破損しているところや重要なところは、きちんと修理・交換されているようです。
なので今後、機械の不調が理由での大幅な長期休業は、当分ないものと考えられます。
「夕鹿の湯」が休業した当初は”2ヶ月程度の休業”ということでしたが、その後に休業延長、再開断念、と休業期間が伸びていきました。
そのせいなのか、休業から再開まで”約1年半”が経過していますが、休業期間はもっと長かったように感じます。
再開に至るまでは、とても長くは感じましたが”充電期間”と考えてこれから先の末永い営業を期待したいです。
フェイスブック(4月の記述)では、建物内装にはほとんど変更予定がないとされています。
なので、施設は以前とほぼ変わりが無いようですが、温泉を供給する設備は大きく変わっています。
温泉は、大幅な改修により泉温が上がっています。(50.2℃)
「夕鹿の湯」当時の泉温が34℃でしたので、約15℃以上は泉温が上がったことになります。
また、温泉は「源泉掛け流し」となるようです。
現時点では、営業内容(営業時間や入浴料金など)の詳細が不明です。
ですが、オープン日が近いので、そろそろ告知があると思います。
夕張市は2006年の財政破綻から、今年で10年目を迎えています。
大幅な経費削減で借金は減りつつあるものの、返済が終わるのはまだまだ先の話です。
住民への重い負担は続きます・・。
「ユーパロの湯」のオープンが、少しでも地域の再生につながれば・・
そう感じています。
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2016/07/31追記
ついに「ユーパロの湯」が再開いたしました(^^)
市の公式サイトにて、営業内容が公開されていました。
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■ゆうばり温泉 ユーパロの湯
営業時間: 24時間(午前2時から午前5時までの間は浴場清掃の為、入浴不可)
定休日: 年中無休
料金: 大人600円 子供200円 幼児無料
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夕張初の「24時間営業の温泉施設」となったようです。
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