2014/07/26記述、2015/04/11追記
いとう温泉の再開工事は進んでいるのか
(2010年撮影) |
再開が期待される支笏湖「いとう温泉」の記事、第2弾です。
と、言っても残念ながらそれほど情報はありません^^;
この度、支笏湖温泉に向かう機会があったので、「工事が進んでいるかな・・」と思い休業中の「いとう温泉」へ行ってみました。
(札幌から一般道を車で約1時間です)
■以前に書いた記事の簡単な「おさらい」
支笏湖のビジターセンターでいただいたパンフレットには「平成27年春に改修オープンの予定」となっていました。
5月にいただいた情報では、建物はすでに解体済みで、基礎を残して何もない状態ということでした。
詳しくはこちら↓
支笏湖の「いとう温泉」がオープン延期?
で、7月になりましたよね。
というか早いもので、もうすぐ8月です。
ちょっと気が早いかもしれませんが、もう3、4ヶ月したら「降雪」となるわけです。
さすがに工事が始まっているだろうと、工事車両が出入りする光景を想像して行ったわけですが・・。
「ん?」
「4月と何も変わっていない・・」
道路の入口には鎖がかけてあり、車両通行止めのようになっている。
看板には依然として「準備中」の文字が。
これはどういうことだろう。
車を置いて、徒歩で降りてみることに・・。
ここからは2014年7月撮影
道には草が生い茂っていて、もちろん人の気配もなく
不気味な雰囲気・・。
”歩き” で行くと、案外距離があります。
支笏湖が見えてきました。
「うわ〜きれい〜!」
ではなくて、(-_-;)
さあ、「いとう温泉」はどうなっているのか。
5月にいただいた情報通り、
建物は全て取り壊されていました。
桟橋(?)みたいなものも撤去されていました。
話には聞いていましたが、実際にみると
なんだか切ないです。
もうあの建物を見ることができないのですね・・。
しかも、建物が立っていた頃は、もっと広く感じましたが、取り壊した後をみると、なんだか
小じんまりとしていて・・。
「案外、小さかったのだな」と、寂しい気持ちで眺めていました。
すっかり以前の面影はありませんが、基礎は残っています。
基礎の部分に上がってみると、
2ヶ所に四角い穴が空いており、水が溜まっています。
これは・・。
おそらく、以前の
内風呂にあたるのではないでしょうか。
5月にいただいた情報では、「基礎には
小さな扉があって、その下からは
湯気が出ていた」とのことでしたが、
現在は小さな扉は無く、四角い穴が空いており、そこからは湯気も出ていませんでした。
手を入れてみましたが、水でした(-_-;)
このように浴槽の跡を見ると、本当に小さかったのだな・・と感じます。
壁一枚で仕切られていて、そこに小さな浴場が2つあった、ということなのでしょう。
以前の記憶と照らし合わせながら、しばらくは基礎の上を眺めていました。
しばらく基礎の辺りを歩いていると、
配電盤のようなものを発見。
ポンプA、ポンプB、とか書いています。
メモ書きのような「2012」という数字も確認できました。
2012年に整備したということでしょうか・・。
配電盤(?)の囲いが壊れていますね。
これでは雨にさらされている状態です。
もう完全に機能していないなら、雨にぬれても構わないのでしょうが・・。
それにしても・・
ここに、「いとう温泉」があったのかと、疑いたくなるほど本当に何も無くなってしまいましたね(-_-;)
建物跡を後にして、露天風呂のあった方へ行ってみることにします。
露天風呂は見る前から無残な光景が予想できて、なんだか
見るのが怖いです。
・・・。
遠くから見るに
「何もない」という感じです。
「あれ?」
「何もないのか?」
いや、
よく見ると水の溜まった池のようなものが2つあります。
はい、これはすぐわかります。
間違いなく、
露天風呂です。
これを見た時は、ちょっと嬉しかったです(^^)
以前の楽しい思い出が蘇る・・。
しかし、残念ながら
今はただの「池」です。
中に手を入れてみましたが、やはり
「水」です。
基礎部分にあった穴といい、ここの池といい、
落ち葉や藻、虫、よく分からない異物などが水に混入しています。
「温泉」というものとはほど遠く、どちらも手を入れるのには
不快を感じさせる程のものでした。
「本当に温泉だったのか」と錯覚してしまいます。
(-_-;)
また、今後も露天風呂として使えるのか、心配にもなってしまいました。
まあ、それにしても支笏湖がすぐ目の前なので、景色は抜群!
「また、この露天風呂に入れたらな・・」
つくづくそう感じながら、その場を後にしました。
現段階で「いとう温泉」の再建については、支笏湖のビジターセンターでいただいたパンフレットによる
「平成27年春に改修オープンの予定」という情報しかありません。
最初は2013年7月にオープン予定だったものが、2014年4月になって、さらに2015年春か?という状態なので、実際いつオープンなのかは見通しがつかない状態です。
個人的な見解としては、来年春オープン予定なのにこの状態では間に合わないのでは?とも感じます。
というか、正直言って失礼ながら
「話が流れていないか」心配になります・・。
「いとう温泉」は、再開を期待している人が とても多いです。
温泉ファンの間では、土地の所有者となっているグループホテルの事業から見て、高級旅館的な新たな造りの「新生いとう温泉なるか?」などと、ささやかれた時期もありました。
あの眺めの良い露天風呂を残していただき、
「いとう温泉」の少しでも早い再建を心から願っております。
2015/04/11追記
平成27年春になりました。
いとう温泉はどうなったのでしょう。
支笏湖のビジターセンターへ問い合わせたところ、
オープンへ向けた工事は行われていない模様です。
ということで、平成27年春のオープンはなく、またしても
延期のようです(-_-;)
では、いつオープンなのか。
土地の所有者となっている「株式会社KANAYA RESORTS」のウェブサイト(取締役 総括本部長のコメント)に、金谷ホテル観光グループの今後について述べたものがありました。
平成27年7月、伊豆高原に10室(宿泊料3万円前後)
の旅館をオープン
平成28年春、箱根に20室の施設をオープン予定
平成29年中、北海道の支笏湖への展開を予定
現在は、伊豆高原および箱根の計画が先行でしょうから、支笏湖のオープンについての詳しい内容は決定していないものと考えられます。
「平成29年にオープン予定」 ということですが、今後延期の可能性も十分にあります。
少なくとも、
支笏湖いとう温泉のオープンは平成29年(2017年)以降となりそうです。