2018/07/27記述
里塚温泉 ゆとり
北海道札幌市清田区美しが丘5条9丁目9-1
札幌市中心部から車で約30分(一般道)
里塚霊園付近に位置する日帰り温泉施設です。
1階に浴場、2階にフロント、3階には休憩所を備える
3階建ての施設となっています。
2014年には「人工炭酸泉」が新設され、札幌では珍しい「天然温泉」と「炭酸泉」の両方が楽しめるという、貴重な温泉施設となりました。
「さとづかの湯」から「里塚温泉 ゆとり」へ
もとは、1991年「札幌里塚温泉」として開業。
1998年には経営者が変更し、2006年に「天然良湯 札幌里塚温泉」としての営業を終了しています。
店名は「湯処味処 さとづかの湯」へ変更され、2010年3月末で一度閉店になるも、翌月の4月には経営者が変わり営業再開となっています。
その後、料金の改定や定休日の制定を経て、2012年5月に「湯処味処 さとづかの湯」から
「里塚温泉 ゆとり」へ店名の変更が行なわれました。
2014年5月には、営業継続のまま経営者が変更。
同経営者のもとで、2014年11月に
浴場全面リニューアル(炭酸泉の新設など)、2015年5月には
露天風呂がリニューアルし、浴場は一新されました。
なんと、「里塚温泉 ゆとり」が閉店
驚いたのは、一通のメールを開いた時の事です。
内容は、
「里塚温泉 ゆとり」が10月末をもって閉館する、というものでした・・(-_-;)
経営者が変更となってから約4年。
浴場がリニューアルされ、最近では利用料金などの大きな変更もなく、施設の運営に”落ち着き”を感じておりました。
がしかし、事実とは違ったようです。
現在、「里塚温泉 ゆとり」の公式サイトでは次のように告知がなされています。
2018年7月26日
いつもご利用いただきましてありがとうございます。
里塚温泉「ゆとり」より、閉館のお知らせをいたします。
当施設は、建物や設備の老朽化により、平成30年10月31日をもって、誠に勝手ではございますが、営業を終了させていただきます。
ご利用のお客様には、長年のご愛顧をいただきまして、衷心より感謝を申し上げます。
尚、当館発行の回数券は、有効期限が2ヶ月となっております。
有効期限内の回数券につきましては、営業期間中にて買戻しをさせていただきます。
何卒、営業期間内のご利用をお願い申し上げます。
ご覧の通り「里塚温泉 ゆとり」は約3ヶ月後となる
2018年10月31日(水)の営業をもって閉館
となります。
私が知り得た情報は、上記(公式サイト)とほぼ同じものでしたが、関係者筋の情報であったため多少異なる部分もありました。一部を抜粋して記載いたします。
・設備、躯体共に経年劣化で、大規模な改修の時期に近づいていた
・設備の一部には危険な箇所もあり、修繕には多大な費用を必要とする
・回数券は、7月26日(木)をもって終売となる(再販予定なし)
里塚温泉、またも閉店・・
経営者の変更が多い「里塚温泉」。
残念ながら、またも
閉店となってしまいます・・。
気になるのは、「今までとは少し違う状況である」ということです。
今までは施設をそのまま使用し、新しい経営者のもと営業を継続することが可能でしたが、この度の閉館理由から見るにそれができないということ。
つまり、建物や設備の老朽化により、今後の建物使用には「大規模な改修が必要となる」という点です。
あくまでも勝手な推測ですが、これらのことから再開は難しいものと思われます。
私個人としましては、ゆっくりとできるとても居心地の良い温泉施設だっただけに、閉館は残念でなりません (T_T)
今後、施設がどのようになるのか現時点では全くわかりませんが、地域住民への重要な役割を担っていること、札幌市内の温泉としても歴史ある温泉施設であること、を考えると
”なんとか残して頂きたい” というのが率直な気持ちです。
「里塚温泉 ゆとり」
閉館まで、あと約3ヶ月です・・。
− 里塚温泉 ゆとり −
■現時点の営業内容
北海道札幌市清田区美しが丘5条9丁目9-1
料金:大人600円 小人300円 幼児無料
定休日:第一火曜日
(シャンプー、ボディソープは浴場備え付け)
当サイト店舗ページ↓
里塚温泉 ゆとり