2022/04/29記述
「岬の湯しゃこたん」とは

(画像提供:Y・Z様) |
北海道積丹郡積丹町大字野塚町212-1
札幌市から車で約2時間30分 (一般道)
国道229号線から少し離れた高台に位置する2002年開業の日帰り温泉施設。
内浴場はごく一般的な規模であるが、露天スペースがとても広く、2つの浴槽を設備する。
また、露天風呂からは「日本海」を眺めながら入浴することができ、観光客も多く訪れる温泉施設のひとつである。
お湯は衛生上、循環ろ過・塩素殺菌を行なっているが、加水なしの温泉が楽しめる。
塩分濃度が非常に高く、浴後も身体が冷えずらい特長もある。
2022年1月末で休館

画像:公式サイトより |
同施設は、2002年の開業当初から経営赤字が続いていたらしいです。
利用者は年々減少傾向にあり、今後の改善も見込めないことから、施設を所有する町は2019年3月より民営化への動きを見せています。
2021年1月の時点では、施設の買い手が見つからず、老朽化した施設の改修には約1億円以上の経費が必要となることから、施設の運営を断念。
町は、2022年(令和4年)1月末で休館(閉鎖)する方針を固めたのです。
しかしその後、2021年7月の民間譲渡先公募により、同年11月には優先交渉権者として「SHAKOTAN GO(シャコタン・ゴー)」(積丹町)が選定されていました。
ということで、譲渡先はほぼ確定していましたが そのまま予定通り、2022年1月末で「施設は休館」しています。
当時(2021年1月)の記事はこちら↓
積丹町の温泉施設「岬の湯しゃこたん」が2022年に閉鎖
2022年4月29日に営業再開
2022年4月28日(木)に情報提供をいただきました。
(情報提供:Y・Z様、N様)
2022年4月1日(金)付けで、町から民間業者への施設譲渡が正式に決まったようです。譲渡金額は100万円とされており、従業員は譲渡先が引き継ぐそうです。
新たに施設を経営するのは、2021年10月に設立された積丹町のまちづくり会社
「SHAKOTAN GO(シャコタン・ゴー)」(五十嵐慎一郎社長)です。
町の発表によると、売却は温泉施設の建物部分のみで、同施設が建つ町有地は30年間の無償貸与となるようです。
また、泉源施設と井水施設、温泉権は無償譲渡されたようです。
ということで、「岬の湯しゃこたん」は、
2022年4月29日(金)に一部営業再開となります。
この度の営業再開は
プレオープンという位置付けのようで、本年6月のフルオープンを目指しているようです。
当面の営業は「入浴と物販に限定する」とされており、食事の提供を含めた全館オープンは6月1日を予定しています。
今年は施設の改修を大きく行わずに、入浴客の来館動向や物販での品揃え等の運営上のノウハウを蓄え、今後の施設改修に繋げたいということです。
営業内容は以下の通りです。
<4月〜10月>
●営業時間 11:00〜20:00(最終受付19:30)
●料金 大人900円/小人450円/幼児無料
●休館日 水曜日(祝日は営業)
*7/20〜8/20は無休(10時〜)
営業時間や定休日は、時期によって変更となるようです。
2022年1月末の施設閉館時には「どうなるものか」と心配しておりましたが、この度の温泉施設再開を知り、一安心いたしました(^-^;
海を眺めながら入浴できる日帰り温泉施設は希少ですので、これからも末永い営業を期待します。
「岬の湯しゃこたん」は、
2023年春にリニューアルオープンを予定しています。
運営会社SHAKOTAN GO(積丹町)は今後、温浴設備・飲食店のリニューアルをはじめ、キャンプ場や宿泊施設の設置、ワーケーション拠点としての整備、各種企画の開催など、中長期での拠点開発を行っていく方針のようです。
今後は、温泉施設はもちろん、周囲の開発にも注目したいですね(*^-^*)
− 岬の湯しゃこたん −

2022/04/29 館内 |
●所在地 北海道積丹郡積丹町大字野塚町212-1
●TEL 0135-48-5355
<4月〜10月>
●営業時間 11:00〜20:00(最終受付19:30)
●料金 大人900円/小人450円/幼児無料
●休館日 水曜日(祝日は営業)
*7/20〜8/20は無休(10時〜)
当サイト店舗ページ↓
岬の湯しゃこたん