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積丹町の温泉施設「岬の湯しゃこたん」が2022年に閉鎖

「岬の湯しゃこたん」が休館

2021/01/30記述

営業を一部再開いたしました。記事はこちら↓
積丹町「岬の湯 しゃこたん」が2022年4月29日に再開

岬の湯しゃこたん


岬の湯しゃこたん
(画像提供:Y・Z様)
北海道積丹郡積丹町大字野塚町212-1
札幌市から車で約2時間30分 (一般道)
国道229号線から少し離れた高台に位置する2002年開業の日帰り温泉施設。

内浴場はごく一般的な規模であるが、露天スペースがとても広く、2つの浴槽を設備する。
また、露天風呂からは「日本海」を眺めながら入浴することができ、観光客も多く訪れる温泉施設のひとつである。

お湯は衛生上、循環ろ過・塩素殺菌を行なっているが、加水なしの温泉が楽しめる。
塩分濃度が非常に高く、浴後も身体が冷えずらい特長もある。


民間へ譲渡する予定であったはずが・・


「岬の湯しゃこたん」の看板
当サイトでは、2019年2月に「岬の湯しゃこたん、民間へ譲渡」と称した題で、以下の記事をアップしています。

積丹町にある「岬の湯しゃこたん」(町営温泉施設)が、民間へ譲渡される模様。

同施設は、2002年の開業当初から赤字が続いていたという。
施設の利用者は年々減少傾向にあり、今後の改善も見込めないことから、町は民営化へ踏み切ったとされる。

売却は、温泉施設の建物部分のみ。
建設地や泉源施設などの敷地は、30年間の無償貸し付けとなる予定。
2020年4月の民営化を計画している。(2019/記述)
情報・画像提供/Y・Zさま

ということで当サイトでは、譲渡先の公表を待っていたのですが・・。
2021年1月29日、予想だにしなかった事態を知ることになります(-_-;)


2022年1月末で休館


「岬の湯しゃこたん」の浴場
2021年1月29日(金)に情報提供をいただきました。
(情報提供:Y・Z様/画像:公式サイトより)

「岬の湯しゃこたん」は、2022年1月末の営業をもって休館するということです。

詳しい内容は以下の通りです。

同施設は、開業当初から経営赤字が続き、施設の老朽化と入館者の減少で収支の改善が見込めず、町による施設の維持が困難となり、2019年(令和元年)3月から民間譲渡を図った。
しかし、施設の買い手が見つからず、老朽化した施設の改修には約1億円以上の経費が必要となることから、施設の運営を断念。
2022年(令和4年)1月末で休館(閉鎖)する方針を固めた。


「1年後の閉館を今公表?」、という違和感もありますが・・。
町営施設ですので、今年の民営化が実現しなかった以上、必然的な結果なのかもしれません・・。
私の個人的な見解としては、施設の譲渡先を探すにしても「タイミングが悪い時期だったかな・・」という気がいたします。


海が見える温泉「岬の湯しゃこたん」


「岬の湯しゃこたん」の休憩所からの眺め
町は温泉施設を「休業する」としていますが、休業の理由からすると、施設の再開は難しいものと思われます。
現在のコロナ禍において、企業はむしろ規模の縮小傾向にあります。
譲渡先が決まらなかったのには、これらも少なからず関係していることでしょう。
町が予算を当てられない以上、施設は残念ながら無期限閉鎖となるものと考えられます。

「岬の湯しゃこたん」は、露天風呂から海が見える道内でも数少ない貴重な温泉施設です。
地元住民の利用はもちろんですが、観光客や温泉マニアなどの評価も高く、この度の休業予告には衝撃を受けた方も少なくないのではないでしょうか。
私自身も利用したことがありますが、眼下に広がる日本海を一望しながらの入浴は、他の施設では感じることのできない「開放感」を味わうことができました。

来年1月末の閉館が決まり、個人的にも非常に残念です(-_-;)
ですが、「不幸中の幸い」と言うのが適当でないのかもしれませんが、突然の閉鎖で入浴することができなくなるよりは、「施設の閉鎖までまだ時間がある」のは救いなのかな・・とも感じます。




− 岬の湯しゃこたん −
岬の湯しゃこたん
■現時点の営業内容
北海道積丹郡積丹町大字野塚町212-1
●料金
大人620円/小人320円
(シャンプー、ボディソープは浴場備え付け)
●定休日
<4月〜10月>水曜日(祝日と7/20〜8/20は営業)
<11月〜3月>水・木曜日(祝日は営業)

当サイト店舗ページ↓
岬の湯しゃこたん


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