2021/04/14記述
極楽湯
画像:極楽湯さっぽろ弥生店 |
北海道に所在する「極楽湯」は、札幌市の2店舗のみとなっており、札幌市中央区に所在する日帰り入浴施設「極楽湯さっぽろ弥生店」は、2003年10月の開業。
手稲区に所在し、同じく日帰り入浴施設の「極楽湯さっぽろ手稲店」は、2005年7月の開業とされる。
どちらも銭湯料金で利用できるが、建物・浴場規模は大きく「スーパー銭湯」という位置付けで、長年地域の入浴施設および集いの場として大きな役割を果たしている。
「極楽湯さっぽろ弥生店」は「ホテルさっぽろ弥生」に隣接されており、日帰り客の他にもホテル宿泊者が入浴施設として利用している。
「北海道キヨスク」による事業撤退
画像:極楽湯さっぽろ手稲店 |
当サイト閲覧者より、情報提供がありました。
(Y.Zさま、ありがとうございました)
提供いただいた内容は、
「極楽湯が閉店する」というものです。
詳しい内容は以下の通りです。
JR北海道の100%出資子会社
「北海道キヨスク」は、ホテル事業・スーパー銭湯事業から撤退するということです。
上記に伴い、札幌市中央区に所在する
宿泊施設の「ホテルさっぽろ弥生」とスーパー銭湯の「極楽湯さっぽろ弥生店」は2021年8月31日(火)に閉店。
札幌市手稲区に所在する
「極楽湯さっぽろ手稲店」は2021年7月31日(土)に閉店となります。
各施設の閉店については、「北海道キヨスク」および「極楽湯」の公式サイトにて4月12日(月)に公表されています。
「極楽湯さっぽろ弥生店」は、設備の老朽化および敷地周辺の再開発に伴う閉店。
「極楽湯さっぽろ手稲店」は、FC(フランチャイズ)契約満了および設備の老朽化を閉店の理由としています。
北海道の「極楽湯」は上記2店舗のみとなることから、それぞれ閉店となれば、
北海道の「極楽湯」は消滅することになります。
尚、跡地の活用については「未定」としていますが、弥生店の跡地については、JR北海道がマンション建設や商業施設誘致などの再開発を検討しているとのことです。
続く、スーパー銭湯の閉店
驚きました・・(-_-;)
「極楽湯」の2店がほぼ同時閉店になるなんて・・。
運営会社が同じなので、事業撤退となれば「2店舗同時」となるのは当たり前のことなのかもしれませんが、やはり「2店の閉店」と聞くと、ショックは大きいです・・(-_-;)
「極楽湯」、北海道から無くなってしまうのですね・・。
「極楽湯さっぽろ弥生店」に至っては、昨年(2020年)の11月に、約10日間の井戸水営業を行ない、温泉系統の機器を修繕・復旧したばかりです。
「老朽化」が閉店理由の一つとされていますが、私から見ると一部設備の老朽化があっても、施設全体としてはまだまだ使えそうです。
事業譲渡でもあれば・・と思いましたが、公表された情報からするとそれも無いようですし・・ただただ残念です。
跡地の活用について既に一部言及しておりますが、建物を解体するには正直「もったいない」と思います(-_-;)
建物規模が小さい
「銭湯」は、建物・設備の老朽化および燃料の高騰、事業主の高齢化などにより、幾つもの施設が閉店を余儀なくされてきました。
しかし現在では、新型コロナウイルスの影響もあり、建物規模が大きいとされる
「スーパー銭湯」も、事業縮小や休業など、施設の運営は窮地に立たされているようです。
今年(2021年)の3月には、札幌市白石区に所在したスーパー銭湯「湯めらんど」が閉館しています。
現在、新型コロナウイルスは、収束どころか全国で「変異型」の感染拡大が懸念されています。
頼みの綱の「ワクチン」も、国民全体が摂取可能になるのはいつになることやら・・。
現在営業中の施設であっても、今後の見通しがつかず、不本意な判断を迫られる事態が発生することも考えられます。
スーパー銭湯をはじめ、温泉施設やホテル事業等、今後悲報が続かぬことを心から祈りたいです・・(-_-;)
− 極楽湯 −
■営業内容
料金 大人450円 小人140円 幼児無料
営業時間 10:00〜24:00
(シャンプー、ボディソープは浴場備え付け)
当サイト店舗ページ↓
極楽湯さっぽろ弥生店
極楽湯さっぽろ手稲店