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改修のため休業した「ニセコ新見温泉」、その後は?

2018年、現在の新見温泉

2018/07/27記述、2019/09/05追記、2020/07/09追記

新見温泉が閉館、そして再開


新見本館
当初、新見温泉ホテル・新見本館が両館ともに「利用者の減少」・「後継者が見つからない」などが理由で、2016年3月末で閉館するとされていました。

しかし、事態は一転。
「新見温泉」は、札幌の不動産賃貸業を営む企業へ売却され、2017年1月に営業を再開しています。

当時、関係者からいただいた情報は、以下の通りでした。
・2〜3年後に旅館の建て替えを検討している
・新見温泉ホテルと、新見本館のもう一つの浴場は廃止の方向
・現在客室は5室のみで営業、当面は客室を増やす予定はない


再開から半年、改修につき休業へ


「新見温泉」のFacebookにも記載されていますが、再開した「新見温泉」は2017年6月末日で営業を終了し、7月より改修工事のため休業しています。
Facebookの内容↓

〜新見温泉 休業のお知らせ〜
平素より新見温泉をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
突然ではございますが、当館は施設老朽化に伴う改修工事のため6月30日(金)をもちまして休業いたします。
本年1月の再開以降、皆様の温かいご支援をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。
なお、今後の営業につきましては再開の目処が立ち次第、ホームページ等で随時ご報告致します。
また、本館の入浴回数券をお持ちの方につきましては残回数分の払い戻しをいたしますので、下記までお問い合わせください。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

新見温泉

ということで、休業から約1年経過した現在(2018年7月)、建物がどのように改修されたのかとても楽しみでした。

しかし・・、
当サイト閲覧者さまの情報提供により、思いもよらぬ事態が発覚するのです。

ま、まさか・・( ゚Д゚)


建物倒壊、そして放置


2018年の新見本館

2018年の新見温泉ホテル
(情報・画像提供 Y・Zさま)

建物の改修はおろか、それどころか「新見本館」の建物一部が大きく倒壊しております。
「そ、そんな・・」( ゚Д゚)

写真から見るに、改修工事は全くされておらず、手つかずの状態。
おそらく、雪が無いこの時季に着工していないということは、年内の改修着手はないものと・・。

これはまずい状態です・・(-_-;)
改修休業しているのに、改修していないパターン。
過去にも廃業した他施設で似たような記憶があります・・。

2018年7月現在の新見温泉は、「休業期間の長期化」または「廃業」も考えられる状態であるといえます。

再開を楽しみにしていただけに・・とても残念に思います(-_-;)
あの素晴らしい露天風呂に、また入浴できる日が来るのでしょうか。
新見温泉の再開を心から祈ります・・。




2019/09/05追記

休館から約2年


「新見温泉」については、2018年7月に当サイト閲覧者より、建物倒壊の報告をいただいております。
休館当時は「建物の改修」を主な休館理由としていただけに、改修していないことを知り、当時はとてもショックでした・・。

「新見温泉」が休館してから約2年が経過しましたので、現状を確認するべくニセコへ向かいました。

倒壊してしまった建物を修繕して再び営業というのは、状態が悪いだけに困難を極めると思います・・。
したがって、再開へ向けて工事が行なわれているとすれば、おそらく「建て替え工事」となるでしょう。
「新見温泉」はどうなったのか・・。

結果はこちら↓

2019年の新見本館

放置・・、です(-_-;)

建物は、昨年に情報提供いただいた画像とほぼ同等の状態に見えます。
昨年と少し違うのは、倒壊部分に防護ネットのようなものが掛かっていることでしょうか。

2019年の新見本館

2019年の新見本館

立入禁止になっていたので建物を近くから見ることはできませんでしたが、遠くから見ただけでも建物の倒壊は複数に至っているようです・・。


新見温泉は閉館


ご覧の通り、再開へ向けた工事は一切行なわれておりません。

2019年の新見本館

新見温泉(建物)

工事未着手のまま、休館して約2年が経過しました。
これは休館というよりも、「新見温泉は閉館した」ということなのでしょう。

当時は建物改修ということで、新見温泉がどのように生まれ変わるのか楽しみにしていたのですが・・。本当に残念でなりません。

新見温泉

建物は一部倒壊していますが、6、7割は営業当時のまま現存しています。
実際に建物を目の前にすると、利用できた当時の思い出が鮮明に蘇ります。
もうあの露天風呂に入れないのかと思うととても寂しいですし、何か大事なものを失ってしまったような・・そんな気さえするのです・・(-_-;)



2020/07/09追記

休館から約3年


「新見温泉」については、2018年7月に当サイト閲覧者より、建物倒壊の報告をいただいておりました。
そして約2年間、倒壊した建物が放置された状態でしたが・・。

今年6月に当サイト閲覧者より、建物解体・撤去のご報告をいただいております。
(TALさま、ありがとうございます)
「新見温泉の建物が撤去された」とご報告をいただきましたが、筆者はニセコへ向かう機会が無く、現場の状態を確認することができせんでした(-_-;)

そこへ、
今年7月に当サイト閲覧者より、「現場を見てきた」というご報告があり、なんと写真まで提供いただきました。
(Y・Zさま、ありがとうございます)

ということで、2020年7月現在の新見温泉をご覧ください。
こちら↓



新見温泉(跡地)

新見温泉(跡地)

新見温泉(跡地)

ご覧の通り、建物は跡形もない状態です。
一部に、廃棄物の放置も確認できます。

建物は無くなりましたが、建物の基礎は残されたままです。
この基礎は、どうするのでしょうか・・?
ちょっと不可解な状態ではあります。

休館当時は、再開を楽しみにしておりましたが・・。
新見温泉は完全に廃業してしまいました(-_-;)


ニセコ地区は、外資系の開発が著しく進んでおります。
今年は、コロナウイルスの影響で既存施設の発展は足踏みしているものの、新規開発に至っては滞ることを知らないようです。
今現在も、ニセコ地区の土地売買が進んでおり、依然として中国系企業の進出が目立つ傾向です。

ニセコが発展する一方で、環境の変化により衰退する企業・施設も少なくありません。
長い歴史を刻んだ温泉地が消えていく現状を、時代の変化として受け入れればよいのか・・。
未だ気持ちの整理がつきません。。(-_-;)





◇ 関連記事 ◇

→ ニセコの温泉「新見温泉」のご紹介

→ ニセコの「新見温泉」が再開予定

→ ニセコの「新見温泉」が存続か?!

→ ニセコの「新見温泉」が閉館(廃業)
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